0. 要望
休日に自宅でコーヒー飲むとき、「ゆったりとカフェ気分を味わいたいなぁ」と思い、これまでiPhoneでYouTubeやUSENのアプリを使ってジャズを流したりしてました。でもちょっと物足りない。。。本体だけで再生するとシャカシャカ音が酷いんだよね。
音量は出なくてもいいけど、ほんのちょっとだけ中低音が少し立ち上げられるスピーカーが欲しいなぁ。 でも、いろいろ繋ぐの面倒臭いし、持ち歩きたいから電源を使わずどこでも使えるコンパクトさが欲しい。
じゃあ作っちゃうか! ってことで Let's DIY!!
1. 調査
小型のiPhoneスピーカーはいくつかありそうなんだけど、どっちにしても電源が必要。
目的がパワフルに野外で使う、ではなく、屋内で、しかもリビングでコーヒーを飲むときに使うとなると電源がなくても十分な気がする。
使いたいときに電池がない/充電がないでは話にならないし、電源ケーブルがないと動かないではまったくもって不便。。。。
電源レス、コンパクト、持ち運びも楽、、、、、みたいな条件でいろいろ検索していたらこのページにたどり着いた。
iPhone 木製スピーカーを作ってみた☆ ~電源いらずなのでキャンプに最適!!~ Bouldering camp
これなら電池も不要でコンパクト、しかもDIY!(Yeah!)
ところでバックロードホーンって何?って思ったら、あのBOSEのスピーカーにも採用されている 低音を増幅する方式のことらしい。へー。
ということで今回の目標はこいつに決定!
2. 現地調査
まずはDIYセンターでお散歩。サイズ的におさまりが良さそうなのは1x4材っぽい。
どの木にすればいいかどうかはスピーカーの専門家でないからわからないけど、おそらく硬くて重いほうが 吸音されにくいはず、、、という予想を元に、最寄りのホームセンターの1x4材の中で最も硬いと思われる ヒノキ材を選びました。
値段にして何と650円(笑)
3. 準備
必要なもの
- 1x4材(厚み19mm x 幅89mm) 1000mmくらい。木材の種類はお好みで。
- ノコギリ
- 紙やすり(80〜250番くらいのやつが数種類あれば十分。私は100均一にあるやつを使いました)
- 木工用ボンド
設計
1.のページを参考に設計し、木材にラインを引いときます
4. 加工
1.のページで紹介されている内容を参考に、買って来たヒノキ材をカット。
今回は1本の板をただただ切ってくだけなので簡単
設計通りにいけるか仮組み。ちょっとタイトだなぁ。。。まぁいいか。
各パーツをサンドペーパーで面取りして、
あとはいくつかのパーツに分割して木工用ボンドで接着。本来ならバイスでしっかり圧着させる べきなんだけど、引っ越し後の家にはないので洗濯バサミで代用。プラモとかではよくやるよね。
パーツの接着剤が乾くまで待って、仮組みしたとおりに今度は全体のパーツを木工用ボンドで 接着して完成!
5. 記念撮影
出来上がったのはこちら! 全部をくっつけたあとに角と表面をある程度ペーパーで擦ってます。
完成後にちょっと微調整した部分がここ。iPhoneを挿してみたら安定しない上、iPhone本体のスピーカーが 作ったスピーカーの底面で塞いでしまって音量が激減。仕方ないので本体挿入口をちょっと狭くし、内部に iPhone本体のスピーカーを塞がないようにスペーサーをつけています。
聞き取れるかどうかわからないですが、動画を撮影してみました。 実際はiPhone本体のみで再生するときのあのシャカシャカ音が薄れて、ウッドスピーカーならではの やわらかな中音の立ち上がりが体感できます。
6. まとめ
接着剤の乾燥待ちで1〜2日使ってますが、作業時間としては半日も必要ないです。
木材の種類にもよるでしょうけれど、とにかく安くて済む(1000円未満)し、ただただ切って削って貼り合わせるだけという超カンタンDIYなので初心者にもオススメです。
キャンプみたいな場所で使うのにもなんとなく良さそうです。 余った木材とかでもできるので、試してみては?
おまけ(2016.05.07更新)
実はこれを作る前に余った木材でプロトタイプを作ってました。こいつの音がなかなか良かったことがあらためて作り直すきっかけになりました。バックロードホーンではスピーカー本体の重さも重要のようで、音質だけならプロトのほうが良かったりします。木材のチョイス間違ったかな。。。