BE MY 平米

DIYジャンキーの手作り作品記録簿

物置小屋を作る①:「ランカスターBG」 購入

久しぶりの投稿になります。

しばらくいろいろ忙しくて殆どDIYしていませんでしたが、大物をある程度仕留めたのでまとめて投稿していきます。

設計の考慮漏れからくる「物置場不足」

新居に引っ越してからずっと悩んでいたことのひとつに、「物置き場不足」があります。

たしかにこの家にはロフト部屋があるんで、置く場所としては存在しています。ですが、いわゆる「家の外で使うもの」、たとえばスノーボード用品やBBQ用品、三輪車や子供の遊び道具、ガーデニングなどといったものは、本来であれば玄関の近くか外に置きたいですよね?

しかし、そういったスペースを設計のときに考慮しなかった。要は「メインで使う場所の近くに仕舞う場所がない」わけです。

仕方がないので、使うたびにロフトと外を往復して運び出したり、玄関脇のスペースに無理やり押し込んだりしていました。。。。

せっかく広い一軒家に住むことになったのに、なぜ物を置く場所でこんなに荷物で苦労しなければならないのか?とずっと悩んでいたのですが、よく考えたら家の外に建ぺい率の関係で家を立てられなかったそれなりのスペースがあるのだから、そこに物置小屋を建てちゃえば良いのでは?ということに気づきました。

そこからは話はある意味、とんとん拍子に進んでいきました。

グリーンベル社製「ランカスターBG」

実はいろいろガレージや物置小屋を見ている間に、近所の展示場ですげーオシャレな小屋を見つけて、これかっこいい!ってなったのが、Build-SDLさんがやっていた展示場でした。

build-sdl.com

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沼津の国道一号バイパス沿いにある展示場を見に行ったときにいろいろ見て回ったのですが、サイズ感や見た目的に「ランカスター」か「ランカスターBG」というシリーズが一番良さそうだということになり、早速購入を検討。

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www.green-bell.co.jp

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www.green-bell.co.jp

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Build-SDLさんと何度か打ち合わせをして、最終的に「ランカスターBG」の奥行きの延長と軒延長オプションで購入。 今回は構築までお願いしちゃいました。

↓Build-SDLの社長に家まで現地調査に来てもらった時の様子 f:id:mamoahcy:20181119214804j:plain

出来上がった小屋はとってもシンプル

遠目にみると、なかなか良さげな雰囲気なのですが、

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もともと色がついていない状態で組み上がることは知っていたのですが、想像以上にシンプルな見た目です。 しかもやっぱり色がないとかなり地味であきらかに「塗って下さい」状態。これは頑張って塗るしか無いです。

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やたら目立つ生木の部分は、自転車を収納するということで作っていただいたスロープです。

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内側は内壁がないので、柱と柱の間に棚などを直接作りつけてしまうのもありかもしれませんが、子どもたちが乱暴に自転車を入れたりするのにすぐそこが外壁っていうのは結構怖い。。。保護のためにも壁を立てておいたほうがよさそうです。

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窓はシンプルなものをひとつと

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ドアは大きく明りとり用の窓がついているものに変更しています。

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サイズ感としては必要十分でデザインもオシャレなので、あとは壁貼りと内部の棚作りをして、最後に色を北欧っぽい感じに塗っていきたいと思います。

引き出しへ収納可能な「小上がり和室へのステップ」を作成してみた

0.要望

うちの家にはリビングに直結している小上がり風の和室があるのですが、ここの段差が子供にはちょっと高くて、上り下りが辛そうでした。 ちょっと腰掛けるにはちょうどいい高さなのですが、正直言ってもう少しだけ低く作っておくべきだったと若干後悔している部分でもあります。 また大人でもよっこいしょ!ってしなければならないくらいの微妙な高さで、祖母にとっても昇り降りが辛いはずです。

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ここの不便さについては、住み始めてからすぐの段階で気づいてはいたのですが、ずっと解決するためのステップの実現方法について迷っていてなかなか着手できませんでしたが、義弟の「ある発言」により閃いたので、一気に設計して作りました。

1. 調査

素材は今回も迷いなく1x4と2x4の組み合わせ。確実に木材で作るべきと判断しました。

2. 設計

「閃いた」というのは、どのような大きさにするか?の部分で、踏み代だとか高さだとか幅だとかをどのくらいにするかずっと悩んでいたのですが、義弟が

「使わないときはこの引き出しにしまえると便利ですよね」

といった一言で全てが解決。幅x高さx踏みしろも、この小上がり和室の下についている引き出しに収納できるギリギリのサイズにすることに決定しました。

またもう1点、この和室にはパーティションとしてくぎれる引き戸がついているのですが、ステップはこの引き戸のレールを避けて足を作る必要があり、そこもきちんと設計をしておく必要がありました。これは以前からやっていたのでそれほど悩むことはありませんでした。

3. 加工

今回もホームアシストさんで買った材料をその場でセルフカットしてきました。 先に設計してから買いに行くと本当に楽です。 あとは設計どおりにコースレッドをインパクトドライバーで打ち込んでいくだけです。

4. 記念撮影

まずは出来上がった全体像。 全体骨格は天板も含め2x4材で強度を確保。フロント面だけ1x4材で作ってあります。

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こだわりのポイントその1。

この小上がりには引き出しがあるというのは最初の写真にも写っていますが、この引き出しは結構幅と深さがあるので、ここにビタで収まるようにサイズ設計してあります。 収納時は写真のように逆さにしておくと真ん中にものを入れておくこともできます。

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こだわりのポイントその2。

パーティションになる引き戸のレールが床に埋められているので、今回作るステップもこれを避けて足を作っています。サイズ的にも超ギリですがきちんとレールを避けて足が作れました。もちろん足の裏には滑り止めとフローリングへのダメージ防止のための発泡ゴムを取り付けてあります。

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サクッと作った割にはなかなか良いものができました。 材料的にはこれを2ぶん作ってきたので、暇なときにもう1個作って2つを組み合わせてみようと思います。 出来上がった際にはここに追記していこうと思います。

材料費1280円!1x4材でベビーゲートを自作してみる

0. 要望

小さな子が家にいらっしゃる方には共感いただけると思うんですが、うちは下の子がまだ2歳になったばかりなので、家の中を自由に歩き回らせるのはまだ危険すぎます。特に包丁だったりコップだったりといった凶器満載な場所であるキッチンへの立ち入りは、何としてでも阻止したいところです。

ところがうちのリビングダイニングは無駄にデザインにこだわってしまったせいで、一般的なベビーゲートの取り付けが非常に困難なレイアウトになってしまいました。

一般的なベビーゲートはほとんどの場合いわゆる「突っ張り棒方式」になっていて、両サイドが壁か柱になっていないと取り付ける事ができません。

↓たとえばこれとか

http://www.nihonikuji.co.jp/item/smartgate_premire.html

しかし我が家の場合、アイランドキッチンと中二階にあたるスタディコーナーの位置関係が微妙で、ここに突っ張り棒をつけるとアイランドキッチンの外側についている引き出しを全て潰さなければならなくなってしまいます。

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仕方がないので100均で買った突っ張り棒とアミをつなげて作った簡易ベビーゲートでお茶を濁していましたが、これでも引き出しは潰れるし、そもそも強度が低くて本当に何度も脱落していました。

↓写真右奥のやつが簡易ベビーゲート。あまりにも脱落しすぎてスタディコーナー側の壁紙が削れてしまっています(T_T)

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次女がまともに成長してゲートを外せるようになるにはそれなりに期間がかかりそうなので、この特殊な形状に合わせたベビーゲートを自作してみることにしました。

1. 調査

まずは素材として「イレクターパイプ」を使うか、それとも木材を加工して自作するかを検討。

イレクターパイプで作れないこともないけど、コストが掛かりすぎるのとデザイン的に超絶ダサくなるのでパス。 Google画像検索してみるとわかりますけど、イレクターパイプでベビーゲートを作ってらっしゃる方はたくさん居るのですが、正直どれもデザインがダサすぎてとても個人的に受け入れられるシロモノではありません。

木材なら加工性が高いし、失敗してもその場でどんどん加工修正していけるうえ、やっぱり家のデザインにマッチしてるよね〜ってことで今回も木材に確定。

サイズ感的に1x4材で良さそうです。

2. 設計

じつはこれが一番苦労しました。

先にも書いた通りレイアウトが複雑な上、片方の壁は引き出しで埋められているので両サイドの壁を挟み込む形状にはできません。 引き出しをよけつつ、かつ娘が入らないようにバリケードを引き出しの手前側に設置し、さらに強度も確保するプランができるまで、いったい何案設計図を書いたかわかりません。

期間にしては1〜2ヶ月は考え続けたんじゃないかな?

ゲートの作成だけでは解決できず、設置方法を工夫することで見事解決。 まさに「捻り出した」設計を生み出すことができました。

3. 加工

1x4材が5枚セットでとても安く手に入ったので、こいつに設計図通りのサイズを描いてカット。 今回もカットはホームセンター内で実施。電動丸ノコがあると捗るわー。

あとは家に持ち込んで組み上げるだけです。

↓これから何されるのかも知らず運び込まれたパーツの前で呑気にピースサインを出す次女。  今からその目の前の木でキミ専用の檻をつくるんだぜ・・・・。

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今回は本当に組んだだけなので組み上げ写真もなしです。

4. 記念撮影

出来上がった自作ベビーゲートがコチラです!!

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設計図通りに綺麗なL字を描くゲートが完成しました。 見た目がなんとなく牧場の柵を思わせるのは完全に偶然の産物です。 ナチュラルな家のテイストにマッチしていると思います。

アイランドキッチン側の引き出しの壁にそってフレームを張り出し、そこからスタディコーナー側に曲げて壁の角にL字に作り込んだマウンターでドッキング。 これでリビング側から押されてても耐えられる強度を確保しつつ、ガタつきも起きなくなっています。 このL字マウンタの裏にはフェルト材でクッションを仕込んであるので、壁や巾木を傷つけることがありません。

またこの状態だとリビング側に引っ張られてしまうとゲートが外れてしまうので、それを防ぐために別の場所にあった幼児いたずら対策済みの引き出しを設置し、アイランドキチン側の壁と挟み込むことでゲートを固定。この別の場所にあった引き出しの下には滑り止めのシートを敷いているので、大人でもない限り移動できないようになっています。

この設置方法で次女の腕力程度では引っ張っても押してもビクともしないゲートを実現しています。

ここからはこだわりポイントの紹介です。

まず、ゲートの足です。まず、掃除の時にクイックルワイパーが入りやすいように柱を除いた部分は下側を空けてあります。

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また次女がこれに捕まってガタガタ揺することはほぼ間違いないので、生木をそのまま使ったら床に傷が付いてしまいます。なので、イスの足の裏につけるクッション材をカットして柱になる木材の裏側に貼ってあります。

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なので少しだけ空中に浮いてるようにも見えます。

次に引き出しの活かし方、です。 ゲートの裏側にストッパーになる小さな板を付けていて、これで引き出し側の薄い壁に固定させています。

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この状態で引き出しが完全に使えるようになっていて

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写真だとギリギリに見えますが、

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どこにも当たらず、きちんと引き出しをフルオープンできるようになっています。

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5. まとめ

かなり簡素に作った割には頑丈で、後から面取りだけちゃんとやってあげたのですが、その後は全然問題なく利用できています。 ただ今度は次女が、動かせない引き出しに登って脱獄を試みるようになってきたので、追加対策が必要になりそうです。

今回もなかなかローコスト&イージーに作れました。 木材はやっぱ加工性が高くていいですねー。 今度はもうちょっと大型かつ見た目にもこだわったモノを作りたいです。